「ハック思考」を読んでの自分なりのアウトプット【日々の思考トレーニングが大事!】
今日は「ハック思考 最短最速で世界が変わる方法論 (NewsPicks Book)」という本を紹介します。
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ハックと聞くとサイバーテロのハッカーを想像しますが、元々はプログラマーやIT技術者が、仕事の質や効率を上げる為に行う工夫や取り組みの事を指していたそうです。
悪い事のイメージがありましたが実はプラスの意味があったんですね。
1.ハックのやり方
著者の須藤憲司さんはハックを、同じインプットから大きな成果を得られるように転換効率を高める事と定義しています。
そしてハックする方法は次の2ステップで実行できるそうです。
①世界を違った角度から見つめ、他人が気づいていない規則性や法則に気づく。
②その規則性や法則を構成するシステムの隙間に介入する。
との事です。
物事を色々な方向から見て、他人が気付いていないけど「もっとこうすれば良い」に気づきましょうという事だと思います。
そしてそれを実行すればいいのだと理解しました。
2.物事の規則性や法則を把握する方法
でも規則性や法則がなければ、ハックすることができません。
それは規則性や法則がなければそもそも「ものさし」がないということなので質も効率も上げられない=ハックできないのだと思います。
なので始めに今ある規則性や法則を把握することが大事になります。
その為には「世界を疑う」事だと著者は言ってて、やり方としては観察、考察、推察をぐるぐる回す。または観察、推察、考察を同時に行う「洞察」を行う事で目の前で起きた事柄と全く違う因果関係に気づくそうです。
このあたりは読んだだけでは理解できなくて、実践してトレーニングしないとピンと来ないですが、この4つの察を行う事で、物事にたいする理解が深まり、他人が気付いていない法則に気づくようになるのだと解釈しました。
頭が悪いので図にしてみました。

3.この本を読んで思ったこと
あくまでも個人的な解釈ですが、こんな感じかなーと思います。
サクッと書いていますが、世界を動かすような大きなことをするには、実はこの②が難しいんだろうなと思います。
なぜなら「他人が気づいていないこと」≒「常識ではないこと」だからです。
「隙間を見つけたら思い切って踏み込み仕掛ける」や「勇気」の事に触れていたので、大きな事業とかだとちょっと間違えたら大きな損になるのだろうから、今までの常識ではない選択をするのは勇気いるだろうなーと思いました。
まー僕たちは大きい事から始めず身の回りの不具合点から始めて、ハック思考を養っていけばいいのだと思いました。
この本で重要な事は結構前半の章に凝縮されているように思いましたが(大体のビジネス本は前半に言いたい事が書かれているそうです、巻末にケーススタディが付いていてハック思考のトレーニングによいのではないかと思いました。
本を読んですぐに理解するのは難しくて実際にやりながら少しずつ身に付いてくるのかなと思いました。
ハック思考を身に付けたい方は本書を読んで、ケーススタディを参考にして日々の考え方の習慣づけを行っていけばよいかと思いました。
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