株価暴落、為替不安定でも心配無用の株式投資のやり方 / 諦めずに新NISAで積立投資していこう

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出典:photoAC
新NISAを始めたけど、いきなり株価が暴落して、「やっぱり騙された―」「国が勧める事って絶対何か裏があるー」「もう新NISAなんてやめる」なんて言っている人はいませんか?ちょっと待ってください。
国が推奨している新NISAは、あなたが思っているような投資のための制度ではないんです。
株価の増減に一喜一憂する投資は、株価の差で利益を狙うキャピタルゲイン狙いの短期投資です。
でも国が推奨している投資は、コツコツ積み立てて、ずっと保有していく長期投資です。
こちらは、あまり株価を意識せず、初心者でも利益を出しやすい投資です。
でも、投資したお金が目減りするとやっぱり怖いし、どうやったらコツコツ積み立てられるようになるの?
そんな疑問を解決できるように、今回はたとえ株価下落が来ても、為替不安定になっても心配無用の株式投資のやりかたについて紹介したいと思います。
このブログで、少しでも不安な気持ちを無くしてコツコツ積み立てられる人が増えればめちゃくちゃ嬉しいです。

目次

1.お金が貯まる生活スタイルを作る

投資するにもお金がなければいけません。
そして投資をがんばったとしても、今の生活がつらかったら何にもなりません。
とても当たり前のことを言いますが、投資するにはお金が貯まる生活スタイルを身に付ける必要があります。
しんどい人にはしんどい事ですが、ぜひ以下のような生活スタイルを身に付けていってください

1-1.稼ぐ

当たり前ですみませんが、まず雇われでも副業でも個人事業でも何でもいいので、お金を稼げるようになってください。
簡単な方法は「会社員」や副業の「アルバイト」や「ウーバーイーツ」等の『時間をお金に換える』ような仕事です。
「ブログ」や「WEBデザイン」「WEBライティング」「せどり」などは、最初は同じように時間も使いますが、だんだん効率がUPしたり報酬がUPすることで、稼ぎをメチャクチャ大きくできる可能性はあります。
ただ、難易度はかなり高いです。
これらの収入方法には向き不向きがあったり、時間がかかってしまうので、お金をあまりかけずに1点集中でトライしてみて、違うと思ったらまた別のモノといったふうに、いろいろトライしてみるのがいいと思います。
そのうちこれ!というものに巡り合うかもしれません。
まずは『時間をお金に換える』ような仕事で生活基盤を築きつつ、副業の形でいろいろトライしていけばいいかなと思います。

1-2.貯蓄する

収入を得られるようになれば、まず一番最初に収入の2割を貯蓄として取り分けるようにします。
使う前に貯蓄分を取り分けるのです。
このやり方は『バビロンの大富豪』という書籍にも詳しく書かれていますので、気になる方は読んでみてください。

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1-3.残りのお金で生活する

残りで生活するには、生活の中の無駄を見つけ出して支出を減らす必要が出てくるかもしれません。
その為には、物を買う前に心の中で「これは本当に今必要か?」という問いかけをする癖をつけるといいと思います。
この「これは本当に今必要か?」という問いかけを続けていくうちに、いつのまにか「自分が本当に必要なもの」が何か分かってきます。
その中で、今自分が「やりたいと思う事」や、「幸せや楽しみを感じる事」を1つだけ見つけてほしいです。
そしてその1つについては、予算を取ってほしいです。
これが節約を長く続ける『コツ』かと思います
そうする事で段々自分の幸福度を下げることなく、節約できるようになります。

1-4.投資する

貯蓄分として取り分けた内の半分を投資に回します。
全額投資に回さないのが『みそ』です。
これもひとつの「分散」になります。
「現金で残した分」には、事故や病気など、急にお金が必要になった時に備える守備的な意味があります。
この備えがある程度確保できはじめると、ちょっとしたことでは慌てなくて済むようになります。
また、株式等の投資しているものの価値が暴落した時にも役に立ちます。
現金の蓄えがあると、暴落時に割安で買い増しできる『チャンス』となり、今まで暴落を恐れていたはずが、逆にワクワクするようになるかもしれません。
ただし、たとえ買い増しのチャンスが来ても全額投資はせず、急にまとまったお金が必要になった時のことを考えて残すことは忘れないようにしてください。

そして「投資分」は攻め的な意味があります。
投資はリターンを得るために行いますが、リターンに比例してリスクも高くなります。
自分にとって無理のないリスクを取れるようにする必要があります。
リスクを下げる方法の1つとして、定期・定額で長期的に投資していく『ドルコスト平均法』という方法があります。
定期定額で投資する事で暴落のリスクを軽減させることができます。
良い時と悪い時が平均化されるイメージです。

2.貯蓄したお金を働かせる

貯蓄したお金を働かせるには「利益を生むもの」に投資する必要があります。
投資には「株式投資」「債券投資」「不動産投資」「先物取引」「FX」「暗号資産(仮想通貨)」などがありますが、僕の現時点でのおすすめは「株式投資」で、その中でもインデックス投資信託高配当株式投資です。

2-1.投資の中でも株式投資をおすすめする理由

理由としては、インカムゲインとキャピタルゲインが狙え、手間がかからず、手数料が低く、投資したお金以上の責任を負う必要がない為です。
また、新NISAを活用できる点もおすすめポイントです。
債券投資も悪くはないですが、いろいろ学ぶ事も増えるので、資産が少ないうちは現金と株式のみでいいかなと思っています。
次に株式投資のなかでも、インデックス投資信託と高配当株式投資をおすすめする理由としては以下です。
■インデックス投資信託のおすすめポイント
圧倒的に手間がかからないという点と、手数料も格安な点です。
過去の自分は勉強不足もありますが、手数料を払うのが嫌で投資信託は避けてきました。
でも今ではS&P500や全世界株式(オルカンと言われている投資信託です)などの優良な投資信託が格安の手数料で購入できます。
ファンドが優良銘柄に分散してくれるし、定期的に銘柄の見直しまでしてくれるので、今ではイチ押しだと思っています。
ただし、目標達成後に資産を取り崩していかなければいけないという問題があります。
僕はまだ経験していませんが、今まで苦労して貯めた資産を取り崩していくというのは苦痛を伴うそうです。
毎年資産運用額の4%を取り崩していけば、30年経過しても資産がなくなる可能性はかなり低いという『4%ルール』という出口戦略があります。
■高配当株式投資のおすすめポイント
長期的にインカムゲインを狙いながらキャピタルゲインまで狙える点です。
自分で企業分析をして銘柄を選定する必要がありますが、投資の目標金額が達成した後に資産を取り崩していかなくても、配当金として恩恵を受けることができる点がいいです。

2-2.株式投資での注意点

株式投資での注意点を上げる前に、株式投資の種類について説明します。

    ■個別株投資
    ①スイングトレードやデイトレードのような短期投資
     株価の売買差益で利益を得るキャピタルゲイン狙いの投資
     儲ける人がいれば、損する人がいるゼロサムゲームの投資
    ②配当金を狙う長期投資
     高配当の銘柄を長期保有してインカムゲインを狙う投資
     投資した人みんなが配当金の恩恵を受けられる投資
    ■投資信託
    ①インデックス投資信託
     低コストで市場の指数並みの運用成果を狙う投資信託
     インデックスファンドやパッシブファンドといわれることもあります
     手数料を低く抑えることができます
    ②アクティブ投資信託
     高コストで市場の指数を上回る運用成果を狙う投資信託
     手数料が高い割に長期的に指数を上回る運用ができるファンドがありません

上記の中で狙いたいのは個別株では配当金を狙う投資で、投資信託ではインデックス投資信託になります。

株式投資で注意する点
■絶対に『信用取引』で投資しないで、『現金取引』で投資すること。
信用取引は、自分の現金や株式を担保に証券会社から『借金』をして売買する取引で、担保の評価額の3.3倍までの取引ができるというものです。
早く儲けることができたり、売りから始めたりできるというメリットがありますが、上級者向けの取引です。
株価が下がった時に「追加証拠金」というお金を追加しなければ投資を続けられなくなります。
また、自分が投資したお金以上の損が出ることがあるので、ものすごくリスクが高く、じっくり投資するというより短期で利益を出す投資方法になります。
なので僕は、絶対に信用取引はせず、現金取引で投資することをおすすめします。
■『手数料』に気を付ける。
インデックス投資信託とはいえ手数料の高い銘柄もあるので、信託手数料が1%を超えるようなものは高すぎると思っていいです。

3.投資についての勉強を続けていく

3-1.初心者にオススメするのは書籍

ネットの情報もいい情報や正しい情報が多いけど、始めのうちは何がいい情報や正しい情報で、何が悪い情報や間違った情報か判断しにくいので書籍から情報を得るのがいいと思います。
理由は以下になります。
①書籍は出版社としての信頼に関わる問題になるから、間違った情報でない可能性が高い。
※ただし、投資という分野は不確定であり、未来に起こることは誰にも分からないので、絶対はない。
②いくつかの書籍を読んでいくと、どの本にも同じようなことが書かれていることに気付いてくる。→その情報は極めて正解に近いという事が分かってくる。
上記を繰り返していくと、ネットの情報を見ても「何が信用できるか」「何が自分にとって必要な情報か」段々分かるようになってきます。
また、このような情報の取り方は、投資以外の様々な分野にも応用できます。

3-2.個別株についての勉強もしていく

個別株の勉強には企業分析(ファンダメンタル分析)というのもあります。
企業の財務状況や経営状況などのデータを基に有益な銘柄を見分ける分析です。
ざっくりと以下のように分析していきます。

    ①「配当利回りランキング」などとGoogle検索すると、Yahooファイナンスなどの配当利回りの高い銘柄の情報が見れることができます。
     ここでめぼしい銘柄をチェックしておきます。
    ②上記の銘柄について「IR BANK」というサイトで企業の過去の業績を調べます。
    銘柄を検索して「決算」をクリックして以下の項目をチェックする
    ■売上高
     右肩上がりになっているか、売り上げの上下が激しくないかを確認する。
    ■EPS
     右肩上がりになっているかを確認する。
    ■営業利益率
     10%以上は優秀、5%以下ならダメという判断基準で確認する。
    ■自己資本比率
     60%以上なら安心で、40%以下ならダメという判断基準で確認する。
    ■営業活動によるCF
     手元の現金がいくら増えたかを表す指標で、過去10年を見て、毎年黒字で増加傾向にある事を確認する。
    ■現金等
     長期的に見て現金が増えているかを確認する。
     現金以外の換金性の高い資産も確認する。
    ■1株あたり配当金
     配当金の安定性を確認する。特に不景気の時に減配や無配になってないかを見る。
     配当金の成長性も確認する。
    ■配当性向
     利益のうちの何%を株主にキャッシュバックするかを示す指標で、30%~50%が健全と判断する。
     70%~80%になってくると、今のレベルの配当金を出すのは厳しくなってきたと予想する。

この内容は両学長さんのYOUTUBE『【初心者向け】高配当株の「分析ツール」の使い方をカンタン解説【株式投資編】:(アニメ動画)第130回』に詳しく説明されていますので気になる方は確認してみてください。
『企業分析』以外にも『投資信託の中身』を調べてみたり、『株式の税金』の事を調べてみたり、学ぶべきことはいっぱいあるので、いろいろ楽しんで勉強を続けて行くといいと思います。

4.長期投資の心構えを身に付ける

長期投資を続けていくには以下の心構えが必要です。
①無理な金額で積立投資をしない
②株価の増減を気にしない
③他人の投資額や成果は気にしない
④急に必要になる分の現金は貯蓄として残しておく
⑤今の自分の幸せの為にもお金や時間を使う
⑥お金についての勉強を楽しんで続けていく
これらを心にとめて、コツコツ長期投資していきましょう。