睡眠の質を測る方法【スマートウォッチが簡単で良さそうです!】
睡眠について勉強したら、「レム睡眠」や「ノンレム睡眠」の役割について知ることができました。
また、ノンレム睡眠には「浅い睡眠」と「深い睡眠」があり、【質の良い睡眠】を取るには、いかに「深い睡眠」を増やすかが重要だということが分かりました。
では、どのようにすれば自分の睡眠の質を知ることができるのか?
一番正確に知る方法としては、病院で【PSG検査】というのを受けることだと思います。
ただ、PSG検査を受けるには1泊2日の検査入院の必要があるので、そこまで大げさにしたくないという人や、日々の睡眠の質を測りたい人には、【睡眠計】がいいのではないかと思います。
今回、睡眠の質を測る方法について紹介したいと思います。
目次
1.睡眠の質はどのように計測しているか?
まず、睡眠の質を見るのには大抵以下のような項目を計測します。
①心拍数
REM睡眠や浅い睡眠、深い睡眠等の【睡眠のステージ】によって心拍数が変わります。
だから心拍数の変化をモニターすることで【睡眠のステージ】が把握できます。
②脳波
睡眠の状態が分かります。心拍数と組み合わせることで、より正確に計測できます。
③体動
覚醒状態か睡眠状態かを区別できます。
④呼吸
口や鼻の気流の有無をモニターすることで無呼吸の発生の有無が計測できます。
⑤血液中の酸素
無呼吸が発生すると血中の酸素飽和度がていかするので、無呼吸の有無が把握できます。
2.PSG検査と睡眠計で得られるデータの違い
病院でのPSG検査(ポリソムノグラフィー検査)では以下のようなデータが得られます。
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・睡眠の深さ(REM睡眠、浅い睡眠、深い睡眠、覚醒)
・各睡眠ステージの時間等の統計(睡眠の総時間、REM睡眠や浅い睡眠等の時間)
・呼吸関連指数(無呼吸や低呼吸の発生回数等)
・睡眠時の行動障害等
・酸素飽和度(睡眠中の酸素飽和度の推移、低下イベント数等)
・睡眠中の心拍数
・睡眠中の体位(仰向け、うつ伏せ、左向き、右向きの割合等)
・いびき(レベルごとの割合、時間、いびきの大きさ等)
上記のような細かな計測ができるのは、【脳波】【眼球運動】【体動】【心拍数】等のさまざまなカラダの状態をモニターすることで把握できます。
睡眠計はそこまでの細かな計測はできませんが、【心拍数】と【体動】を計測することで簡易的に睡眠の質を計測しています。
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・睡眠の深さ(REM睡眠、浅い睡眠、深い睡眠、覚醒)
・各睡眠ステージの時間等の統計(睡眠の総時間、REM睡眠や浅い睡眠等の時間)
・睡眠中の心拍数
PSG検査に比べて得られるデータは少なくなりますが、毎日測定できる点やカンタンに測定できる点は大きなメリットです。
睡眠は毎日取るものなので、毎日測定できるのはいいですね。
睡眠計にはマットに敷いて計測するタイプやカラダに装着するウェアラブルタイプなどがありますが、僕は、安価で計測もカンタンなウェアラブルタイプがおすすめです。
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