蘇州の旅 2 蒼穹の昴にも描かれていた東洋のヴェニスは綺麗でした!
寒山寺には下のような像が3面に飾られた部屋があります。

1000体以上あるのではないかと思うこの像は、すべて顔の表情や姿勢が異なり、なにやら意味深に見えました。
これら何体もの像に囲まれると自分の内に有る人に絶対に知られたくないものなどが全部見透かされているようで、背筋がピンとなってしまう思いがしました。
そんな煩悩を丸裸にされた我々は空腹を満たす為、次の観光地へと向かうのでした。
公共バスの揺れと渋滞による苛立ちをも道連れにしながら。。。

たどり着いたのは、山塘街。


東洋のヴェニスとの事です。
あいにく自分はヴェニスに行った事はないのですが。。
山塘街。
清時代の乾隆帝が好んで来ていたとの事ですが、蘇州にはもうひとつ「木読」という町にも山塘街があるとの事で、どちらが乾隆帝が通われていた山塘街なのかは分かりません。
両方なのかもしれません。
乾隆帝とは、浅田次郎さんの『蒼穹の昴』という小説にも登場する人物で、その中に西洋人の老絵師がでてくるのですが、乾隆皇帝はその西洋人を大変気に入られたとされています。
彼の出身はヴェネツィアで、この地が東洋のベニスと呼ばれるのは、西洋人の影響でこの地に似たような街を作らせたからかなーと、勝手に思いを巡らせたりしました。
史実と創作が混ざっているとのことですが、中国の歴史に興味のある方は一度『蒼穹の昴』を読んでみてください。
中国の街並みを見ながら読んだというのもあって、僕はすごく好きな本です。
小説としても大変面白いのでオススメです。
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つづく
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