太陽光発電投資で失敗しない方法【これらを注意すれば利回りは良さそうです】
出典:photo-ac.com
将来年金だけでは豊かな老後を送れるのだろうか?
なにか安定した不労所得を生む投資はないかなー。
投資信託の積立は利回りが小さいし、かといって不動産投資や株式投資は難しそうだなー。
もっと簡単で利回りの良い安定した投資はないかなー。。。
そんな思いをお持ちのあなたに「太陽光発電投資」をおすすめします。
目次
1.太陽光発電投資とは
2.太陽光発電投資を始める前に考えること
2-1.施工業者
2-2.太陽光発電設備の設置環境
2-3.保守点検
2-4.雑草対策
2-5.損害保険
2-6.導入時の電力買取価格
2-7.契約内容
2-8.費用対効果のシミュレーション
3.まとめ
1.太陽光発電投資とは
太陽光発電投資とは太陽光を太陽電池(パネル)を使って電力に変換し、作られた電力を電力会社等に売却して利益を得る投資方法で、住宅の屋根に取り付ける家庭用パネルよりも発電出力の高い産業用パネルを使います。
太陽光発電投資では、固定価格買取制度が設けられており、家庭用の固定価格買取期間が10年であるのに対して産業用は20年間となっています。
この固定価格買取制度により投資前に利回りシミュレーションを行いやすく、実質利回りまでしっかりシミュレーションしておけば、ほぼ想定通りのリターンが見込める投資となります。
太陽光発電投資の利回りは平均9~10%/年となっているので、安定して高い利回りであるにもかかわらず、不動産投資や株式投資のような難しい知識のいらない良い投資だと思います。
また、国が力を入れていこうとしている2050年カーボンニュートラルの施策(排出されるCO2の量と吸収されるCO2の量を同じにする施策)にも合致した内容となるので注目すべき投資と考えます。
2.太陽光発電投資を始める前に考えること
太陽光発電投資は、20年間の固定価格買取制度が設けられている為、投資前のシミュレーションをしっかり行えば、ほぼシミュレーション通りのリターンが見込める投資ではありますが、押さえておかなければいけない注意点がいくつかあります。
ここでは太陽光発電投資を始める前に注意しなければいけない点を紹介します。
2-1.施工業者
太陽光発電投資で一番最初に考えないといけないのが「施工業者」についてですが、以下のような業者に注意する必要があります。
ここで失敗しないことが太陽光発電投資においてのすべてといってもいいと思います。
・詐欺業者
・施工技術の低い業者
詐欺業者には契約金を払った時点で計画倒産して連絡が取れなくなる業者や架空の分譲案件で契約金をだまし取る業者、発電シミュレーションを偽ってセールスしてくる業者などがあります。
また、訪問販売によるキャンペーンやモニター募集など期間限定を謳い文句にしてセールスしているケースが多いです。
次に詐欺ではないのですが施工技術の低い業者の場合、施工ミスによる売電ロスやケーブルの取り付けミスなどによる火災、設置した地盤が緩いためにパネルが傾くなどの不具合が発生する場合があります。
そのような詐欺業者や質の悪い業者の被害にあわない為の対策は以下になります。
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①名刺をもらう。
営業マンが名刺を渡してくれない業者は疑った方が良いでしょう。
②インターネットで業者名を検索して怪しいうわさがないかチェックする。
大手匿名掲示板を確認したり、「口コミ␣業者名」等で検索してみて悪いうわさがないか調べるのも一つの手です。
③法人として登記しているかチェックする。
有料になりますが法人登記情報を確認できるサービスがあります。
一般財団法人_民事法務協会_登記情報提供サービス
④与信調査を行う。
有料になりますが帝国データバンクなどを活用することで信用できる業者か調査することができます。
⑤同業他社と比較してみる。
施工実績や自社施工かどうか、太陽光パネルのメーカーを複数持っているか等、複数の業者で比較することが重要と考えます。
施工実績は100棟以上で太陽光パネルメーカーは3メーカー以上の中から選べ、施工は自社で行っていることが望ましいです。
⑥実際に業者と会って話をする。
実際に業者と会ってみて施工実績や他社比較した結果などいろいろ質問して反応を見るのも一つの手です。
施工実績を見せてくれなかったり、比較検討の話を持ち出した時に明らかに否定的な態度を示すならその業者は疑ってかかった方が良いです。
「そこは難しく考えないでください」などと話をそらそうとしたり、「商品が違うので、そのような比較は無意味」などと否定したりする反応が見られる場合、何らかの不都合を隠している可能性が考えられます。
⑦施工実績を確認する。
過去の施工実績を見れば施工ミスをするかしないかをある程度把握することができます。
実績数や社員数、電気工事士の数などをホームページで確認したり直接施工業者に聞いてみて、例えば実績に対して社員数が少ない場合、ほとんどの施工を下請けに任せているんだろうなということが推測できます。
この場合、実際に自社で施工している業者より技術力がない可能性が高いと考えられます。
創業して5年以上たっているのに営業マンが入社1年未満であったり、スタッフが新入社員で構成されている業者は疑った方が良いでしょう。
⑧施工した太陽光発電所を見学させてもらうか施工中の現場を見させてもらう。
実際に施工した現場を見させてもらったり施工中の現場を見ることは業者の良し悪しを判断するのに役立ちます。
丁寧な仕事をしてくれるかどうか見る絶好の機会となります。
⑨見積もりに項目別費用が書かれていない
費用一式のように詳細が書かれていない場合、項目別見積もりを要求しましょう。
⑩支払いは一括で支払わず、出来たところまでをその都度のタイミングで払う。
出来高制にすることによって施工途中で計画倒産されたり逃げられるリスクが少なくなります。
支払いタイミングの例としては以下があります。
・契約時
・パネル等の部材がを発注する時
・工事開始時
・引き渡し&売電開始時
上記のように細かく分割で支払うことをお勧めします。
⑪信販を利用して支払う。
信販を利用して支払う場合、一般的には工事完了後、信販会社から施工会社に支払いを行うことになります。
なので、途中で倒産した場合は施工業者にお金は入らないので、計画倒産にあうリスクを避けることができます。
そもそも経営の怪しい施工業者は信販を利用することすらできないので、信販を利用できるかどうかというのは怪しい業者を見分ける目安にもなります。
2-2.太陽光発電設備の設置環境
太陽光発電設備の設置環境で注意が必要な点は以下です。
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①日照条件は適しているか
②積雪、潮風等の有無
③パネル反射光の周辺住民への影響
2-3.保守点検
設備を安定して稼働させることは、安定した売電には必要不可欠なので、保守点検は大事と思います。
また、2014年にFIT法が改正されメンテナンスが義務化となりました。
詳細は日本電機工業会から公表されている「太陽光発電システム保守点検ガイドライン」を確認ください。
日本電機工業会_太陽光発電システム保守点検ガイドライン第2版の公開について
変更点に伴い発生する義務は主に以下となります。
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①経済産業省令で定める技術基準に適合させる義務
②保守点検記録や竣工時のデータの保管義務
・発電設備の立ち入り検査が実施されることがあり、適切な保守点検が行われていることを示せるように記録を残しておく必要がある。
・適切な保守点検がされていない場合や、状態の悪い発電設備は稼働の一時停止を命じられることがある。
・補修を行わないまま稼働を継続した場合、「技術基準適合命令」が発令され、その事実が経済産業省や各地域の産業保安監督部のホームページなどで公表される。
・点検頻度は具体的には規定していないが4年毎に点検することを推奨している。
しっかりしたメンテナンス業者に依頼して保守点検する事が、より長く設備を稼働させられることにつながると考えます。
【費用の目安】
・低圧(10kW~50kW):年間10万年~15万円
・高圧(50kW以上2000kW):年間100万円~200万円
2-4.雑草対策
太陽光発電投資を行う上で忘れがちなことは雑草対策です。
太陽光パネルは整地した土地にパネルを設置するので、雑草の背丈がパネルよりも高くなるとパネルに光が当たらなくなり発電量の低下が発生します。
また、影が電気の抵抗となり発熱し、その状態が続くと「ホットスポット現象」を起こしてパネルの故障の原因にもなります。
雑草が生い茂っている場所は生物の棲み処になりやすく、配線を噛み切られたり故障の原因になります。
除草の方法は以下になりますがおすすめは除草シートの上に砂利を敷く方法と思います。
ほぼ永年の除草効果になると考えます。
除草の方法
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①除草シート
地面に除草シートを敷き雑草の育成を抑える方法です。
除草シートの上に砂利を敷くとさらに長期の効果があります。
【費用の目安】
・除草シート 約10年毎貼換 700円~/m2
・砂利 500円~/m2
②除草剤
除草剤をまいて草を枯らせる方法です。
草刈りと併用すると経済的です。
【費用の目安】
・1~数回/年 50円~/m2
③グラウンドカバー
雑草が生えないように背丈の低い植物を植える方法です。
【費用の目安】
・外注 600円~/m2
④草刈り(外注)
伸びた雑草を刈って除去する方法です。
除草剤と併用すると良いです。
【費用の目安】
・1~数回/年 200円~/m2
2-5.損害保険
太陽光発電のパネルメーカーの保証は、普通に使用していたにもかかわらず故障した場合や、保証期間内にもかかわらず規定の出力を満たさなくなった場合に保証してくれるものなので、災害や事故による故障は保証対象外になります。
だから損害保険に入っておく方が良いです。
太陽光発電の保険は「企業総合保険の火災保険」になります。
企業総合保険は以下のようなリスクに対しての補償があります。
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①火災、落雷、破裂、爆発
②風災、ひょう災、雪災
③水災
③電気的事故・機械的事故
④車両航空機の衝突
⑤水濡れ
⑥騒擾
⑦建物外部からの物体の衝突
⑧盗難
⑨その他不足かつ突発的な事故
必要な保険に漏れなく、重複することなく入るのが一番理想的です。
【費用の目安】
・年間約2万円
2-6.導入時の電力買取価格
電力の固定買取価格は費用対効果の算出には欠かせない項目です。
年々低下傾向となっていますので注意が必要です。
2-7.契約内容
土地付き太陽光発電を契約した場合20年後に土地を返却する必要があるか?設備は撤去して更地で土地を返却しなければいけないのか?等契約内容は細かく確認しておく必要があります。
場合によっては撤去費用も実質利回りシミュレーションに組み込まなければいけません。
2-8.費用対効果のシミュレーション
自分が家庭用太陽光パネルを9年間使用した結果から、太陽光パネルの性能劣化はほとんどないと思っています。
以下が年間の発熱量推移です。2011年5月から設置していて2011年度のデータが残っていなかったのですが、年間300kWh位のバラツキがありますが、ほとんど劣化が見られない結果となっています(パネル南向き)。

このシステムはHIT3.36kWのシステムなので、12か月分だと標準値が40.3kWhとなり、9年間にわたって標準値より多く発電していることになっています。
なので発電量の算出は南向きだと標準値が目安になると考えます。
あとは上記で示した費用を差し引くことで費用対効果が算出できます。
3.まとめ
太陽光発電投資は事前にかかる費用を把握しておけば、比較的シミュレーション通りの収入が見込める投資です。
ただし初期費用が結構かかるので、ある程度まとまった資産をお持ちの方におすすめの投資となります。
金融機関の融資を使うのも手だと思いますが、その場合金利も実質利回りシミュレーションに組み込むことを忘れないようにしてください。